化学基礎 物質の分類~純物質、単体の違い~

化学基礎

 


物質の分類法として、純物質、混合物、単体、化合物が出てきますが、違いをうまく説明できますか?中学理科でも出てくる内容で、高校入試にも頻出ですのでご存じの方も多いかもしれませんが、復習しましょう。

まず、物質は複数の物質からなる混合物と、1種類の物質からなる純物質に分類できます。
純物質はさらに、1種類の元素からなる単体と複数の元素からなる化合物に分けられます。
では、次の問題を解いてみましょう。
<例題>次の物質は純物質か、混合物か。純物質であれば、単体か化合物か答えよ。
(1) 空気 (2) 酸素 (3) 二酸化炭素 (4) 塩化水素 (5) 水 (6) 塩酸

<解答>
 空気は、酸素や窒素、二酸化炭素が混ざったものですので、混合物です。一方で、酸素は化学式O2と書けるように、1種類の元素からなりますので、純物質であり、単体です。二酸化炭素はCO2と書けて、2種類の元素からなるので、純物質であり、化合物です。同様に、塩化水素はHCl、水はH2Oと書け、どちらも化合物です。
 塩酸もHClと書くことが多いので化合物と答えてしまいがちですが、正確には塩化水素を水に溶かしたものが塩酸ですので、塩酸は混合物ということになります。
今回のまとめはノートをご参照ください。


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