古文 品詞分解のやり方

古文

古文が得意になるための勉強法として品詞分解というのがあるので、今回はそのやり方を紹介します。古文中の単語を「動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞、助動詞、助詞」に分類するというものです。他にもルールはあるのですが、実際にやりながら覚えましょう。
「竹取物語」の冒頭「今は昔、竹取の翁といふものありけり。」を例題にやってみます。

今・・・名詞。
は・・・助詞。助詞の中でも係助詞ですが、とりあえず助詞という理解で大丈夫です。
昔・・・名詞。
竹取の翁・・・名詞。竹取/の/翁で分けてもいいですが、人名なので一つにしておきます。
と・・・助詞。助詞の中でも格助詞です。「の・が・を・と・に・て・より・から・にて・して」は格助詞です。
いふ・・・動詞。動詞は品詞を当てる以外に活用の種類と活用形も答えてください。活用の種類の考え方はこちらで解説しています。
古文 動詞の活用 | 猿山高校 (monkey-studying.com)
「いふ」はハ行四段活用動詞です。今回は後ろに「もの」という名詞が来ているので連体形ですね。
もの・・・名詞。
あり・・・動詞。「あり・をり・はべり・いまそかり」はラ行変格活用動詞です。今回は後ろに助動詞「けり」がついています。助動詞「けり」は連用形に接続する決まりがありますので、この「あり」は連用形です。
けり・・・助動詞。助動詞は意味も答えてください。「けり」は過去の助動詞でしたね。今回は文末に使われているので終止形です。

これで品詞分解は完了です。最後に現代語訳しておきましょう。
「今となっては昔の事、竹取の翁という者がいた。」

本サイトの古文の項目では品詞分解の練習問題を出題していくので取り組んでみてください。


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